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【2022年版】遊戯王の最新環境を紹介!現環境で一番強いデッキも解説

2022年09月18日(Sun) 17:40 【遊戯王】デッキ紹介


遊戯王OCGの環境で活躍しているデッキが知りたい!という方におすすめの記事を紹介します。

2022年の現環境下において、どのようなデッキを作れば最も勝率が高いのかを知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。


   

 

環境ランキング


まずは現在の遊戯王の環境で大活躍しているデッキTOP3を紹介します。
 

【環境1位】スプライトデッキ


最初は「スプライト」デッキです。

驚異的な展開力と制圧力が特徴の非常に強力なデッキと言えます。
 

特徴

『POWER OF THE ELEMENTS』に収録されたデッキタイプです。
レベルやランク、リンクが2のモンスターをサポートするデッキと言えます。

「スプライト」は、闇属性・炎属性の雷族でとにかく展開力があるのが特徴。
メインデッキの「スプライト」モンスターは、共通効果で自分の場にレベル2・ランク2モンスターがいれば、手札から特殊召喚できます。

非常に緩い条件で特殊召喚でき、後続を確保できる効果を持っているため、多少の妨害は物ともしない強さがあります。
主要カードの「餅カエル」などが規制されてしまいパワーは落ちましたが、それでも十分なパワーを持っているデッキです。
 

主要カード


スプライトデッキのメインとなるカードは以下の通りです。



・「スプライト・ジェット
先ほどの通り、自分の場にレベル2・ランク2モンスターがいれば、手札から特殊召喚できる効果に加え、特殊召喚の際に「スプライト」魔法・罠をサーチできる便利な効果を持っています。
強力な展開カードの「スプライト・スターター」や、打点上昇効果を持つ「スプライト・ガンマ・バースト」などが有力なサーチ先。
このカードのおかげで、モンスター効果と魔法カード両方でバランスよく展開ができます。



・「スプライト・ブルー
共通効果と、特殊召喚すると「スプライト」モンスターをサーチできます。
「スプライト」の圧倒的な展開力を支える、キーカードです。
「スプライト」の初動カードである「素早いビーバー」の効果を「灰流うらら」などで妨害されても、このカードがあれば展開を続けることもできます。 初手で引けていると、大変心強いカードと言えるでしょう。



・「スプライト・レッド
共通の特殊召喚効果と、レベル2・ランク2・リンク2モンスターをリリースして相手モンスターの効果を無効にできる制圧効果を持っています。
さらに、ランクかリンクが2のモンスターをリリースすればそのモンスターを破壊できます。

守備力が1800もあるため、下級モンスターでの突破は難しいです。
突破を図るために効果を使用したモンスターを破壊できる、というカード単体で完結しているモンスター。
当然「スプライト・ブルー」でのサーチも対応しており、お手軽な制圧効果が頼もしいカードです。



・「スプライト・エルフ
リンク2の汎用性の高いモンスターです。
レベル2・ランク2・リンク2モンスター含む2体でリンク召喚できるため、当たり前ですが「スプライト」デッキでのリンク召喚は簡単です。
効果は、リンク先のモンスターに対象にならない耐性を付ける他、フリーチェーンで墓地のレベル2モンスターを特殊召喚できます。

また、墓地からの特殊召喚は、相手の場にモンスターがいればランク2・リンク2モンスターも選択可能になります。
妨害効果を持つ「スプライト・レッド」などを場に揃えて守りを固めるもよし、効果で特殊召喚したモンスターとで「ギガンティックスプライト」をエクシーズ召喚するもよし、と汎用性の塊です。



・「ギガンティック・スプライト
このデッキのエースモンスターです。
エクシーズモンスターでありながらリンク2モンスターもエクシーズ素材にできるのが最大の特徴。

融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターの内いずれかをエクシーズ素材にしていれば、攻撃力は3200となります。
このデッキでは、どうしても攻撃力が低くなりがちですが、このカードの存在がそれを解消してくれています。

また、自分のメインフェイズにエクシーズ素材をコストにしてデッキからレベル2モンスターをリクルートできます。
効果使用後には、レベルかランク、リンクが2モンスターしかお互いに特殊召喚できなくなるというデメリットがつきます。
しかし、このデメリットは「スプライト」デッキには何の問題もありません。

むしろ、相手の「原始生命態ニビル」のようなモンスターの効果を防げるため、使いどころによっては非常に強力です。

「スプライト」モンスターを引けていない場合でも、このカードさえエクシーズ召喚出来れば「スプライト・ブルー」からの大量展開も可能なところも覚えておきたいです。



・「スプライト・スターター
デッキから「スプライト」を特殊召喚し、その攻撃力分のダメージを失なう速攻魔法です。
効果使用後には、レベルかランク、リンクが2モンスターしか特殊召喚できなくなりますが、例によってこのデメリットはあってないようなものです。
特に発動条件もなくデッキからモンスターをリクルートできるのは、破格の性能です。
このカードの存在によって、どれだけ妨害を受けても立て直せる、と言っても過言ではありません。



・「素早いビーバー
召喚成功時にデッキか墓地から、レベル3以下の「素早い」モンスターを特殊召喚できます。
数少ない「スプライト」の弱点である「幽鬼うさぎ」を使われても、場にレベル2モンスターを残せる優秀な初動カードです。
特に理由がなければ、必須級のモンスターでしょう。



・「素早いアンコウ
手札かデッキから墓地に送られたら、デッキから自身と同名以外のレベル3以下「素早い」モンスターをリクルートできます。
「スプライト・スプリンド」の効果で簡単にデッキから墓地に送れ、能動的に「素早いビーバー」を2体展開できます。
事故は少し気になりますが、効果を使えれば爆発力の高いモンスターと言えます。
 

弱点


目立つ弱点が少ない隙の無いデッキです。
強いて上げるなら、場にレベル2モンスターを残さないようなプレイングをされると厳しいです。

「スプライト」共通の特殊召喚効果は、場にレベル2がいてこそ。 「幽鬼うさぎ」などの除去カードを的確に使われると、展開が止められる可能性がグッと高まります。
他には、シンプルに「スキルドレイン」が厳しいです。
基本的に採用されているモンスターの攻撃力は低いので、効果を封じられると押し切られがち。

特殊召喚の回数を制限できる「シャドール・ミドラーシュ」はまさに天敵。
攻撃力で上回れず、対処が厳しいです。
それでも「スプライト・ガンマ・バースト」を採用していれば何とかなってしまうのは、恐ろしいですが…。
 

デッキの回し方


展開ルートは「スプライト」共通の特殊召喚効果があるため、多種多様ですが一例を紹介します。

・必要手札:「スプライト・スターター」1枚
 
  1. 「スプライト・スターター」の効果で、デッキから「スプライト・ブルー」をリクルートし「スプライト・ブルー」の効果で「スプライト・ジェット」をデッキから手札に加えます。
  2. 「スプライト・ジェット」効果で手札から自身を特殊召喚し、特殊召喚成功時の効果で「スプライト・スマッシャーズ」を手札に。
  3. 「スプライト・ブルー」と「スプライト・ジェット」を素材にして「スプライト・スプリンド」をリンク召喚します。その後、「スプライト・スプリンド」リンク召喚成功時の効果でデッキから「素早いアンコウ」を墓地へ。
  4. 墓地に送られた「素早いアンコウ」の効果を使い、「素早いビーバー」を2体をリクルートし「素早いビーバー」と「スプライト・スプリンド」を素材にして「ギガンティック・スプライト」をエクシーズ召喚しましょう。
  5. 「ギガンティック・スプライト」の効果を発動してデッキから「鬼ガエル」をリクルートします。そしたら「鬼ガエル」の効果でデッキから「粋カエル」を墓地に送ります。
  6. 場の「鬼ガエル」③の効果のコストとして、先ほどリクルートした「素早いビーバー」を手札に戻し、余っている召喚権で「素早いビーバー」を召喚し、召喚時の効果でデッキから「素早いビーバー」をリクルートしましょう。
  7. 「素早いビーバー」と「鬼ガエル」の2体で素材に「スプライト・エルフ」をリンク召喚し、即座に効果で墓地の「鬼ガエル」を特殊召喚します。
  8. 特殊召喚した「鬼ガエル」の②の効果でデッキから、別の「鬼ガエル」を墓地へ。 その後、墓地の「鬼ガエル」を除外して、5の手順で墓地に送った「粋カエル」を墓地から特殊召喚します。/li>
  9. 「鬼ガエル」と「粋カエル」の2体を素材に「ユニオン・キャリアー」をリンク召喚し、再び「鬼ガエル」を除外して墓地の「粋カエル」を特殊召喚します。
  10. 場の「粋カエル」と「素早いビーバー」の2体を素材にして「I:Pマスカレーナ」をリンク召喚して相手ターンの妨害を用意します。
     さらに「ユニオン・キャリアー」の効果で「ギガンティック・スプライト」と同じ属性を持つ「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」を装備して完成です。

完成盤面は「スプライト・エルフ」と効果対象にならない攻撃力4200の「ギガンティック・スプライト」。
相手ターンにリンク召喚できる「I:Pマスカレーナ」と「ユニオン・キャリアー」。

仕上げは「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」で相手はEXデッキからモンスターを出せず、除去効果を持つ速攻魔法「スプライト・スマッシャーズ」をセットできています。
たった1枚からここまで強力な布陣を作れるのが「スプライト」デッキです。

扱い方を間違えなければ、どんなデッキとも互角以上に戦えることでしょう。
 

【環境2位】ティアラメンツデッキ


次は「ティアラメンツ」デッキです。
最新の融合デッキで、どんな状況からでも強力な融合モンスターを出せるのが強みです。
 

特徴


「ティアラメンツ」デッキは、最強の融合デッキと言えます。

水属性と闇属性の混成テーマで、種族はほとんどのモンスターが水族。
一部戦士族と悪魔族がいるといったものになっています。

最大の特徴は「カードの効果で墓地に送られる」ことで効果を発動するテーマだという点です。
その効果発動のために、デッキからカードを墓地に送る効果などを持っています。

発動する効果は主に、場や手札・墓地のモンスターを素材にして融合召喚する、と言ったもの。
素材にしたモンスターはデッキに戻るので、リソースが切れにくく、粘り強く戦えるのも強みでしょう。

また、後に登場した所謂「イシズ」テーマのカードたちと強いシナジーを誇っており、現環境で最強クラスの力を持ったデッキになっています。
 

主要カード




・「ティアラメンツ・レイノハート
召喚・特殊召喚時にデッキから「ティアラメンツ」モンスターを墓地に送れます。
これが非常に有用で、効果で「ティアラメンツ」モンスターを墓地に送るため、効果の発動が狙えます。
自身も効果で墓地に送られると、自身を特殊召喚して手札の「ティアラメンツ」カードを墓地に送ります。
効果の使用後はレベル4を活かして、ランク4エクシーズの素材にするのも良いでしょう。



・「ティアラメンツ・シェイレーン
自身を手札から特殊召喚して、手札のモンスターを効果で墓地に送り、デッキの上3枚を墓地に送ります。
この効果で、更に他の「ティアラメンツ」が墓地に送られれば、効果が連鎖していきますね。
自身が墓地に送られた際の効果は、自分の場か手札・墓地のモンスターをデッキの下に戻して融合召喚を行うというもの。
融合魔法カードが不要で、素材になるモンスターを墓地からも選べるので、かなり強力な効果です。



・「ティアラメンツ・ハゥフニス
相手のモンスター効果が発動したら、自身を特殊召喚して、デッキの上3枚を墓地に送ります。
また自身が墓地に送られた際の効果は「ティアラメンツ・シェイレーン」と同じです。
相手の先攻1ターン目でも、効果により融合召喚を狙える可能性があり、その際に運が良ければ妨害能力を持つモンスターも出せます。
奇襲性のあるカードで、強力なモンスターと言えます。



・「ティアラメンツ・メイルゥ
こちらはシンプルに召喚・特殊召喚した際にデッキの上3枚を墓地に送る効果です。
自身が墓地に送られた際の効果は「ティアラメンツ・シェイレーン」と共通。
他2枚に比べると少々劣るカードです。 レベル2なので「スプライト」での活躍は可能です。



・「壱世壊=ペルレイノ
発動時の処理で「ティアラメンツ」モンスターをサーチできるフィールド魔法です。
また、場の融合モンスターと「ティアラメンツ」モンスターの打点を500アップさせます。
さらに、場か墓地の「ティアラメンツ」モンスターがデッキに戻ると、場のカードを破壊する効果も持っています。
最後の効果は「ティアラメンツ」の共通効果で融合した際に簡単に発動を狙えるため覚えておきたいです。
発動しただけでサーチが可能な点も相まって、可能な限りデッキに入れたいカードです。



・「古尖兵ケルベク
先ほど少し紹介した「イシズ」テーマの1枚です。
このカードが手札かデッキから墓地に行くと、お互いのデッキの上のカードを5枚墓地に送ります。

相手のデッキを削る他「ティアラメンツ」カードの効果発動のトリガーとなります。
5枚も送るため、高確率で「ティアラメンツ」が捲れるのが大きいです。
現状の「ティアラメンツ」デッキでは実質必須カードになります。
 

弱点


当然ですが、墓地を封殺する「ディメンション・アトラクター」や「次元の裂け目」などのカードは非常に厳しいです。
「ティアラメンツ」対策は除外が最有力になるでしょう。 ただ、除外以外ではそこまで目立った弱点はありません。

もちろん「灰流うらら」などは有効ですが、そもそものデッキパワーが高いため何とかなってしまいます。
単発の妨害は「スプライト」同様物ともしないため、いくつかの妨害を組み合わせないと弱点にはなりえないでしょう。
 

デッキの回し方


「ティアラメンツ」デッキはデッキから何が墓地に送られるかで、大きく展開が分岐しますので、明確にコントロールできるルートは実は少ないです。
ある程度、アドリブが求められるので使い込む必要があるでしょう。

今回は、簡単なルートを紹介します。

・必要手札:「ティアラメンツ・カレイドハート」
 
  1. 「ティアラメンツ・カレイドハート」を召喚師、デッキから「ティアラメンツ・シェイレーン」を墓地に送ります。
  2. 墓地に送られた「ティアラメンツ・シェイレーン」の効果で、自身と「ティアラメンツ・カレイドハート」を素材に「ティアラメンツ・キトカロス」を融合召喚しましょう。
  3. 「ティアラメンツ・キトカロス」の効果で「壱世壊に軋む爪音」をサーチします。

基本展開はこのような形です。
ココから「ティアラメンツ・キトカロス」の効果で5枚デッキから墓地に送り、さらなる展開を狙った理が可能になります。
 

【環境3位】エクソシスターデッキ


次は墓地への干渉を許さない「エクソシスター」デッキです。
エクシーズ主体のテーマでとにかく、除去力の高いデッキと言えます。
 

特徴

「エクソシスター」は、光属性・魔法使い族と戦士族で構成されたエクシーズ召喚を得意とするテーマです。

また、全てのモンスターが墓地への干渉に対して反応する効果や、墓地から特殊召喚されたモンスターに対して強く出られる能力を持っています。
メインデッキに入る「エクソシスター」は、バディのような効果を持っていて、相方がいれば追加で効果が発動されたりと、世界観が反映されているのも面白いところです。
 

主要カード




・「エクソシスター・エリス

自分の場に「エクソシスター」モンスターがいると、手札から特殊召喚できる扱いやすいモンスターです。
展開力には不安の残る「エクソシスター」においてはありがたい限りでしょう。

また、自分の場に「エクソシスター・ステラ」がいれば、800ライフポイントを回復できます。
おまけ程度の数値なので無理に狙う必要はありませんが。

また、メインデッキの「エクソシスター」共通効果で、お互いの墓地のカードが相手によって墓地から離れると、このカードに重ねて「エクソシスター」エクシーズを特殊召喚できます。
環境に採用率の高い「墓穴の指名者」を牽制しつつ、こちらは手札誘発を通していける点が強力です。

また、先ほど紹介した「ティアラメンツ」の墓地からの融合にも反応するため、相性面では少し有利かもしれません。



・「エクソシスター・マルファ

後から追加されたモンスターですが、このカードの登場で一気に環境クラスにまで強化されました。
効果は、自分の場にモンスターがいないか、エクシーズモンスターのみの場合手札から特殊召喚可能です。

その後、デッキから「エクソシスター・エリス」を特殊召喚できるので、このカード1枚でエクシーズ可能になります。
発動後は「エクソシスター」モンスターしか特殊召喚できなくなるデメリットがあるので注意は必要ですが、エクシーズモンスターの対応力が高いためあまり問題にはなりません。



・「エクソシスター・ミカエリス

「エクソシスター」を素材にしていると、フリーチェーンで相手の場か墓地のカードを除外できるランク4モンスターです。
非常に汎用性の高い除去能力に加えて、エクシーズ素材を取り除きデッキから「エクソシスター」魔法・罠カードをサーチできます。
さらなるサーチカードの「エクソシスター・パークス」や後述する「エクソシスター・リタニア」など強力なサーチ先が多いのが特徴です。



・「エクソシスターズ・マニフィカ

ランク8でありながら、素材条件はランク4「エクソシスター」エクシーズ2体と重いです。

しかし、先ほどの「エクソシスター・マルファ」を用いれば、容易に特殊召喚が可能です。
攻撃力2800ながら2回攻撃が可能なのでフィニッシャーとしても十分です。
効果は、お互いのターンにフリーチェーンで、エクシーズ素材をコストに相手のカードを対象を取らず除外できます。

さらに、相手が効果を発動したら、自分の素材になっている「エクソシスター」エクシーズを「エクソシスター・マニフィカ」の上に重ねてエクシーズ召喚できます。
この効果で、先ほどの「エクソシスター・ミカエリス」を特殊召喚すれば、そちらの除外効果も使用できるため、実質2妨害となり非常に強力です。
名実ともに「エクソシスター」デッキのエースモンスターです。



・「エクソシスター・リタニア

「エクソシスター・マルファ」と共に登場した強力な罠カードです。
自分の場が「エクソシスター」のみの場合、相手の場か墓地のカードを除外できます。

さらにその後、場のモンスターで「エクソシスター」をエクシーズ召喚するか、このターンエクシーズ召喚していれば追加で相手の場のカードを対象を取らずに除外します。
「エクソシスター・マニフィカ」の効果を使用していれば、後半の除外効果を使用できるため、徹底的に相手のカードを除外できる恐ろしい罠カードになります。
 

弱点

やはり弱点は魔法・罠カードを主体としたデッキです。
基本的に「エクソシスター」は、除去には長けていますがカードの発動を止めることはありません。

効果が通ってしまう以上「サンダー・ボルト」などであっさりと盤面を更地にされてしまうとなすすべがないでしょう。
「エクソシスター」側としては「神の宣告」などでケアをしないと、勝つのは難しいです。
 

デッキの回し方

どんな状況でも「エクソシスター・マニフィカ」+「エクソシスター・リタニア」の盤面を用意するのが大切です。
なのでその展開ルートを紹介します。

・必要手札「エクソシスター・マルファ」+「エクソシスター」モンスター
 
  1. 「エクソシスター・マルファ」を特殊召喚し、効果で「エクソシスター・エリス」をリクルート。2対で「エクソシスター・カスピテル」をエクシーズ召喚します。
  2. 「エクソシスター・カスピテル」の効果でデッキから「エクソシスター・ステラ」をサーチしてそのまま召喚、効果で手札の「エクソシスター」モンスターを特殊召喚します。
  3. 「エクソシスター・ステラ」と手札から特殊召喚した「エクソシスター」モンスターで「エクソシスター・ミカエリス」をエクシーズ召喚します。
  4. 「エクソシスター・ミカエリス」の効果で「エクソシスター・リタニア」をサーチしそのままセットします。その後「エクソシスター・ミカエリス」と「エクソシスター・カスピテル」を素材に「エクソシスター・マニフィカ」をエクシーズ召喚します。

これで盤面は「エクソシスター・マニフィカ」+「エクソシスター・リタニア」となり、最大で相手のカードを4枚除外できる布陣となります。
逆に言えば「エクソシスター」デッキはこの盤面ができないと非常に脆いデッキです。

なるべくこのルートを使えるような構築を目指すべきでしょう。
 

環境上位デッキ


TOP3ほどの安定感はなくとも、互角以上に戦える環境上位のデッキを紹介します。
 

深淵の獣デッキ


新しく登場した、光属性と闇属性のドラゴン族テーマです。
主に2つのグループに分かれており、闇属性レベル6のドラゴン族とフィニッシャーの役割を担う光属性のドラゴン族です。
闇属性の「深淵の獣」は、お互いのターンに、お互いの墓地の光属性と闇属性のモンスターを除外して、手札から特殊召喚できる効果を持っています。

この効果が非常に強力で、墓地から融合素材を準備する「ティアラメンツ」や蘇生を前提とした「エルドリッチ」には有効です。
反面、先ほどの「エクソシスター」とはやや相性は良くないですが、それでも相手の墓地リソースを削りつつ、展開していける破格のテーマになっています。
また、強力な「烙印」テーマに関する効果を持っており、そちらと合わせて融合デッキを構築できます。
しかし、無理に融合を狙わなくとも、環境に多い光属性と闇属性のテーマデッキのメタカードとして十分活躍できるデッキです。

今後も、光属性と闇属性のデッキが増えれば増えるほど、数を増やしていくデッキでしょう。
 

エルドリッチデッキ


登場時から安定した結果を残している「エルドリッチ」デッキも環境で戦えるパワーを秘めています。
先ほどの「深淵の獣」には分が悪いですが、新たにデッキから「黄金卿エルドリッチ」を墓地に送りつつ、強力な融合モンスターを出せる「烙印融合」の登場が追い風です。

また、相手にのみ多大な影響を及ぼす「スキルドレイン」などのメタカードを無理なく採用できる点も大きな強み。
採用する罠カードによっては大きく性能が変わる面白いデッキです。
デッキの特徴としては「黄金卿エルドリッチ」を特殊召喚できる「エルドリクシル」カードを駆使して、相手のライフを削っていきます。

また、防御手段として、妨害効果を持っている「黄金卿」罠カードを使用します。
最近のテーマデッキとは違い、どっしりと構えて戦うデッキです。
他のカードゲームで言う「コントロールデッキ」なので、そう言ったタイプが好みの人にはオススメです。
 

環境中堅デッキ


大会等では数は少ないですが、上位入賞できる実力を秘めたデッキを紹介します。
 

鉄獣戦線デッキ


登場時は環境トップでしたが、今は他のデッキに押されてやや数を減らしている「鉄獣戦線」デッキ。
リンクデッキですが、下級「鉄獣戦線」モンスターは、墓地の獣・鳥獣・獣戦士族を除外して、その数分のリンクマーカーを持つ獣・鳥獣・獣戦士族リンクモンスターをEXデッキから特殊召喚します。
非常に独特な動きながら、簡単に強力なモンスターを出していける豪快さが魅力ですね。
いくつかデッキタイプがあり、自分をリリースしてデッキからレベル3以下獣族を2体リクルートできる「レスキューキャット」を中心とした安定感のあるデッキタイプと、鳥獣族レベル1テーマの「LL」を採用した爆発力のあるタイプがあります。
どちらも根強い人気と強さがあるため、使用感で選んでも大丈夫です。
展開力・除去力・安定感が高い次元で備わっており、使えば使うほど強くなるデッキと言えるでしょう。
 

ふわんだりぃずデッキ


鳥獣族で構成された非常にユニークなデッキです。
絵本のようなイラストながら、動きは非常に強力。
なんと特殊召喚をしないデッキで、下級「ふわんだりぃず」は召喚時に固有の効果と、手札から鳥獣族を召喚できる効果を持っています。
この効果を連鎖させて場にリリース要員を並べて、レベル7以上の鳥獣族を召喚できる「ふわんだりぃず×いぐるん」で「烈風帝ライザー」や「ふわんだりぃず×えんぺん」などの大型モンスターを場に出すデッキです。
特殊召喚をしないため、相手の「増殖するG」などを無意味にできるのも強力でしょう。

また、相手ターンでもフィールド魔法の「ふわんだりぃずと謎の地図」で召喚ができるため「烈風帝ライザー」が実質妨害手段にもなります。
妨害には脆いですが、ある程度プレイングでカバーが可能で、プレイヤーの実力が出るデッキと言えます。
安価で構築できるため、遊戯王を始めたばかりの人にも価格の面ではオススメです。
 

イビルツインデッキ


YouTuber兼怪盗という面白いモチーフのテーマデッキです。
「キスキル」モンスターと「リィラ」モンスターを主体に戦う悪魔族のリンクデッキで、トリッキーに相手を妨害しながら、じわじわと攻めていく「ミッドレンジ」デッキです。
リンク2モンスターである「Evil★Twin キスキル」と「Evil★Twin リィラ」を場と墓地に揃えて、交互に蘇生を繰り返すのが主な動き。
「Evil★Twin キスキル」は特殊召喚成功時に、場に「リィラ」モンスターがいれば1枚ドローでき、「Evil★Twin リィラ」は同様の条件で「キスキル」がいれば場のカードを1枚破壊できます。

この2体は、お互いにお互いを墓地から特殊召喚できるため、相手の動きに合わせて使い分けましょう。
また、サーチが豊富なのも「イビルツイン」デッキの特徴です。
事故が少なく、レベル2モンスターがいるため「スプライト」を合わせてより展開力を強化したデッキタイプも結果を残しています。
 

サンダー・ドラゴンデッキ


初期から登場してる「サンダー・ドラゴン」がテーマになったデッキです。
サーチを封じる「超雷龍ーサンダー・ドラゴン」を維持して、相手の動きを封じながら戦うコントロールデッキと言えます。

「サンダー・ドラゴン」モンスターは、場から墓地に送られたり、除外されると効果を発動するため「封印の黄金櫃」などの恩恵を受けられます。
また、除外という点で「深淵の獣」と非常に相性がよく、混合デッキとして活躍しています。
ただし、特定のカードを組み合わせてしか動き出せないため、同レベルのデッキと比べると事故率の高さは気になります。

事故緩和のために壺系のカードを採用するなど工夫が必要かもしれません。
しかし、徐々に盤面を強化していって相手を縛り付ける動きは他のデッキにはないので、コントロール好きにはたまらないテーマでしょう。
 

環境下位デッキ


安定感や展開力で今までのデッキには劣るものの、使いこなせればTOP3にも太刀打ちできるデッキを紹介します。
 

エンディミオンデッキ


ペンデュラムモンスターで、魔法カードが発動するたびに自分に魔力カウンターを置く、という複雑な効果を持った「エンディミオン」モンスターが主役のデッキです。
爆発力は随一ですが、展開ルートはかなり複雑なため、上級者向きのデッキでしょう。
魔力カウンターの数を管理しつつ、強力な効果を使い分ける必要があるので、適当に魔法カードを使っていると何もできないまま、展開が止まってしまいます。
デッキ内の全てのカードの枚数と効果を把握したうえでの使用が求められます。
しかし、魔力カウンターによる展開は他のデッキにはない面白さがあります。

シングル価格も安価なため、興味があれば手を出してみるのも良いでしょう。
 

閃刀姫デッキ


スピンオフ漫画も連載されている人気テーマです。
「閃刀姫レイ」1体で光属性を除く様々な「閃刀姫」リンクモンスターに変身して戦う、まさに変身ヒロインといったテーマです。
デッキ自体は、自分の墓地に魔法カードが3枚以上あれば追加効果が発揮される「閃刀」魔法カードを使い、先ほどの「閃刀姫」リンクモンスターをサポートしながら戦います。

大量のモンスターで押し切るのではなく、たった1体のモンスターを維持しながら戦うイメージのデッキと言えるでしょう。
プレイヤーの実力が、ある意味もろに出るため、大会のデッキレシピを真似しても強くなれない、という難しいデッキでもあります。
 

烙印デスピアデッキ


ストラクチャーデッキ「ALBA STRIKE」の登場で大幅に強化された融合デッキです。
「烙印融合」によるデッキ融合は、一時期は環境トップを独占したほどです。
「アルバスの落胤」関連の融合モンスターを駆使しつつ、リソース回復能力にも長けているため粘り強いのも特徴です。

また「烙印融合」や「デスピアの道化アルベル」など初動が多いため扱いやすいです。
ただ、最近は「ティアラメンツ」に一部のパーツを出張させたタイプとなっており、純粋な「烙印デスピア」デッキは一段劣る印象です。
 

セリオンズデッキ


最上級モンスターで構成されたテーマで、共通効果として自身を手札から特殊召喚しながら墓地の「セリオンズ」モンスターか、自身と同じ種族を自身に装備します。
テーマ内の種族はバラけているため、様々なテーマのいいとこどりができるデッキです。

純構築というよりは、デッキの半分位を他のテーマで構築して、そこに「セリオンズ」がサポートに入るようなイメージでしょう。
相性の良いテーマは「P.U.N.K.」や「勇者」に「ABC」で、稀に大会でも結果を残しています。
構築に幅があるため、自分で色々カスタマイズしたい!という方に向いているデッキでしょう。
 

@イグニスターデッキ


サイバース族テーマの「@イグニスター」や「コード・トーカー」を主体としたリンクデッキです。
展開力と対応力に長けており「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」をフィニッシャーにして戦います。
「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」は属性が異なるモンスター3体以上でリンク召喚できるリンク6のモンスター。
素材にしたモンスターの数×1000攻撃力が上がるため、最大で6000になります。

また、他のカードの効果を受けない圧倒的な耐性を持っているため、これ1枚で勝ててしまう場合も少なくなません。
ただ、展開ルートは多岐に渡り、他のデッキよりも覚えることが多いため、しっかり使いこなせないと中途半端になってしまうでしょう。
カードのネーミングがダジャレ風でユニークなので、カード名を言うだけで楽しめるデッキです。
 

環境外デッキ


大会などでは見ることは少ないものの、ポテンシャルの高いデッキを紹介します。
 

アダマシアデッキ


岩石族のシンクロテーマです。
「アダマシア」チューナーはデッキトップを5枚めくってその中のレベル4以下の岩石族を特殊召喚する効果を持っています。
多少運が絡みますが、ある程度デッキトップを操作できるので、上手くハマれば恐ろしい爆発力を発揮します。
シンクロやリンク、エクシーズと様々なモンスターを駆使しながら、文字通りデッキを掘り進めていくデッキです。
最近では「P.U.N.K」ギミックを採用して安定感を高めたタイプもあります。
不安定なため、環境で結果を残すのは難しいですが、ポテンシャルは非常に高いです。
少しの運と圧倒的な爆発力が好きな人にぜひ使って欲しいテーマです。
 

電脳堺デッキ


登場時は圧倒的な展開力と「真竜皇V.F.D.」のパワーで環境トップに君臨していた「電脳堺」デッキ。
「真竜皇V.F.D.」禁止後は環境の一線からは落ちてしまいました。 が、後に登場した「勇者」ギミックを採用することで多少強さを取り戻しています。
レベル3とレベル6モンスター主体のシンクロデッキですが、最近は「永遠の淑女 ベアトリーチェ」をエクシーズ召喚して「聖殿の水遣い」を墓地に送り「勇者」ギミックへアクセスします。

また、テーマ内の罠カードで相手への妨害が可能なため、モンスター効果に頼りきりにならない強みはあります。
しかし、最低でも「電脳堺」カードが2枚ないと動けないため事故率の高さは気になるところでしょう。
 

幻影騎士団デッキ


闇属性・戦士族のエクシーズデッキです。
メインデッキの「幻影騎士団」モンスターは、墓地の自身を除外すると発動する効果を持っているほか「幻影」罠カードも同様に、墓地効果を持っています。
性質上、場で役目を終えたカードも墓地から除外してアドバンテージを稼げるので、リソースが切れにくいのが特徴と言えます。

ですが、展開力と決定力を兼ね備えており圧倒的な攻撃力を得られる「アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」をフィニッシャーに、便利な「勇者」ギミックも取り込んで柔軟に戦えます。
しかし、今は「勇者」ギミックの厳しい規制によりパワーを落としています。
リミットレギュレーション次第では日の目を浴びる時が来るかもしれません。
 

人気デッキ


強さだけではなく、イラストやアニメ、コンセプトなどの理由から人気が高いテーマを紹介します。
 

ドラゴンメイドデッキ


「ドラゴンメイド」は、メイド形態とドラゴン形態の2つの姿を持つ女の子のテーマです。
状況に応じて姿を変えて、展開を広げていくデッキと言えます。
他のデッキと比べると、比較的低速で1ターン目からフルパワー、とはいきません。

しかし、その分サーチや回収効果が豊富で、毎ターン安定して同じ動きができるのが特徴です。
可愛い見た目に反して、プレイングは難しいですが、ゆったりとした対戦が好みの方にはオススメのデッキです。
 

シャドールデッキ


「シャドール」デッキは、裏側守備表示から表側になった際に効果を発揮するリバースモンスターの融合テーマです。
どのモンスターも、墓地に送られた際の効果を持っており、融合素材になっても何かしらのメリット効果でアドバンテージを稼げます。
最大の強みは「影依融合」によるデッキ融合です。 デッキから融合素材を調達しつつ、強力な融合モンスターを召喚できるので、安定感が高いデッキと言えます。

高速展開は苦手ですが、お互いに1ターンに1回しか特殊召喚できなくなる「エルシャドール・ミドラーシュ」などを駆使して動きをコントロールしていけます。
上述した「デスピア」や「ティアラメンツ」とも相性が良いので、融合デッキを長く使っていきたい、という人にオススメです。
 

HEROデッキ


何と言っても、アニメ「遊戯王GX」で主人公の遊城十代が使用した由緒正しいテーマです。
戦士族の「HERO」を中心としたデッキで、主に融合召喚を軸に戦います。
状況に合わせて様々な融合召喚が行える対応力の高さが魅力的。
仮面ライダーのような「M・HERO」やダークヒーローの「D・HERO」など様々な派生テーマがあるのも特徴です。
定期的に新規カードが登場しているのもあって、ファンも多いデッキと言えます。
 

群遊割拠なのでどのデッキにもチャンスあり


強力なデッキはあるものの、出張ギミックが優秀になっているため、親和性の高いデッキなら大会で結果を残す可能性がある環境です。
反面、展開ルートはどのデッキもそれなりに複雑なので、使いこなすのにはある程度時間が必要でしょう。

ただ、どのデッキにも強烈な個性があるため、デッキごとに全く違うゲーム展開になります。
対峙する際にも、どんなデッキなのかある程度知っておかないと行けない知識量を求められるでしょう。

勝ちたいプレイヤーであれば自分が使わないデッキも、知っておくことが大切です。

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